ビニール袋で実験自殺

 1974年11月、川崎市で18歳になる浪人生の男性が、ふとんのなかで鼻と口にビニール袋を当て、その上から輪ゴムをかけて窒息死しているのが見つかった。

 机の上には400字詰め原稿用紙2枚に、いろいろな自殺方法を試してみた結果が書かれており、表題は「実験中」となっていた。このことからこの青年は、ビニール袋を口に当てて自殺の実験をしているうちに窒息死したものと見られている。

 このメモには「@実験開始15分後、呼吸倍増、手足がしびれた。25分後、全身がにぶくなり、呼吸数3倍、心臓の動き120。床についたままなら30分間生きられる。A1時間ほどで脳障害が起き、2時間ほどで死ぬだろう。その前にビニール袋をはずし、心臓マッサージをすべし」と書かれていた。


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