スナッフフィルム


 スナッフフィルム(Snuff film)は娯楽用途に流通させる目的で行われた実際の殺人の様子を撮影した映像作品を指す俗語。スナッフビデオ、スナッフムービー、殺人フィルム、殺人ビデオともいう。死体映像、解剖映像、事故映像、処刑映像など、撮影者が殺したわけではない映像はこれに含まれない。


 実際に娯楽・流通のために人を殺した映像だという「本物」のスナッフフィルムは今日まで表面化したことがなく、都市伝説やモラル・パニックに類するものである。ただしホラー映画や小説などの題材としては数多く扱われていた。

 スナッフとはろうそくを吹き消す擬音語であり、転じてスナッフとはイギリスでは「殺す」の隠語となっていた。スナッフフィルムという言葉が初めて使われたのは、1971年に出版されたエド・サンダーソンが書いたマンソンファミリーを扱った書籍である。その後、知名度を得たスナッフフィルムは、様々な作品の題材に取り上げられている。特に1975年のモンド映画『スナッフ』は実際のスナッフフィルムとの触れ込みで公開されたことで有名である。また映画『ギニーピッグ』は実際のスナッフフィルムだとチャーリー・シーンによって勘違いされ、FBIに通報されたというエピソードを持つ。

 ドイツの殺人者アルミン・マイヴェスのようにさまざまな殺人者は殺人の様子をビデオに収めているが「娯楽用途に流通させる目的」には当てはまらないため厳密な意味でのスナッフフィルムに当たらない。

 2008年末、ウクライナ21と呼ばれるウクライナの若者達が男性を拷問の末虐殺するホームビデオがインターネット上で出回り誰でも閲覧が可能となった。これらのビデオでは快楽目当ての残虐な殺人行為が克明に記録されている。報道では、ドニプロペトロウシクに住む19歳の若者二人が、2007年夏の1ヶ月程度の間に21人を殺害したとされている。男性の動画の他、死んだネコのとなりでにっこり笑うスナップもあった。流出の時点で犯人らは逮捕・拘禁されており、流出の原因は本人達の手によるものではないと考えられているため、これも『娯楽用途に映像を流通させるために人を殺した』事例には当たらない。

 同じく2008年頃、金髪の白人女性が銃殺される一部始終を記録した動画がインターネットで出回った。何者かが恐怖におびえる女性の額に向けて至近距離から発砲、撃たれた女性の姿と飛び散った血があまりにもリアルすぎて、ネット上では本物かどうかが議論された。結局この動画の真相は謎のままである。


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