エイズ孤児


定義としては片親、もしくは両親をエイズでなくした18歳未満の子供の事をいいます。
しかし、この定義だけではエイズ孤児の置かれている状況を理解する事は難しいかもしれません。

孤児になった子供の多くはその後親戚の家などにひきとられます。
引き取り先でも生活が困窮している家族では孤児たちにしわ寄せがくることが多く、満足な食事を与えられなかったり、学校にも行けずに労働をさせられたりするケースもあります。

このような場合、そういった外的なダメージに加え、親からの十分な愛情を注がれない彼らは怒りや悲しみ、家族に負担を与えることへの罪悪感や絶望感などを背負い、精神的不安定になってしまい薬物やアルコールに走ったりもします。

また孤児が急増している背景もあり、HIV/AIDSへの理解が低くエイズ孤児に対する偏見の強い地域では引き取り先も見つからず孤児だけで暮らしていくこともあります。
そういった子どもたちの多くは路上で生活(street children)を強いられる事が多く、児童労働や児童売春をして食いつないだり、中には誘拐され少年兵として戦場へ連れ出されたりすることもあるのです。

このように世界中のエイズ孤児たちは経済的、社会的、健康の面、教育に関しても極めて不利な状況にあります。

またこのような厳しい状況の中で暮らす子どもたちはHIV/AIDSに関する正しい知識も手に入れる事が出来ないため、自分自身がHIVに感染する高いリスクを負っています。
そのような子どもたちが親となりHIVに感染し、また新たなエイズ孤児を生み、またからにエイズ孤児…という負のスパイラルが出来上がっているのです。

2005年の段階で、エイズ孤児はサハラ以南のアフリカ地域を中心に全世界でおよそ1500万人にもなると言われ、その数は2010年まで増え続け、アフリカだけでも約4000万人になると言われています。この脅威のスピードで"15秒に1人"の割合でこの世界にエイズ孤児が増え続けているのです。

5月7日は世界エイズデー。
1人1人にできることは、
"知ること、知らせること、行動すること"
小さいかもしれないけど…たくさん集まれば大きなpeaceに。


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