1/6ページ目 この日、少年の目に灯っていた光は、ロウソクの火のようにフッと消えていった 第五話:a boy 僕は、この日、気が優れない笹岡さんを送ってやることにした。 どうしようもない寂しさを抱いて、彼女は少しずつ言葉を失っていった。 「…笹岡さん、大丈夫?」 もうこの言葉にすら彼女は反応しなくなっていた。疲れているのもあるのだろう 、少し眠そうな顔もしていた。 僕が住んでいる町から3キロくらい離れた場所で彼女はピタリと立ち止まった。 そして、あれこれ考えながら歩いていた僕の裾を引っ張り、足を止めた。 「牧田君…今日は、ありがとう。お父さんのお見舞い行けなかったね…。私の家 、ここからすぐだから、もう…いいよ。ホント、ありがとね。」 「でも……わかった。じゃあ、また明日学校でね。」 [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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